中国外交部の李保東副部長はダボス会議で、「厦門第三回コーディネーター会議では、サミットの首脳コミュニケ骨子、各分野の成果目標などについて広く意見交換し、ほぼコンセンサスを得られた」と述べた。中国側は、「革新、活力、連動、包容のグローバル経済の構築」をサミットのテーマとし、◇革新的成長スタイルの高度化、◇世界経済の金融秩序、◇力強い国際貿易と投資、◇包容・連動的な発展モデル、――の4つの分科会を設置するという。
李保東副部長は「『成長モデルの革新、成長潜在力の喚起』が今年のサミットの重点課題だ。G20で革新に焦点をあてるのは今回が初めてで、我々はG20の革新的成長の青写真を描こうとしている。新たな工業革命や、デジタル経済の構造改革、新業態などがもたらすチャンスを足がかりに、供給側の観点から力を注ぎ、成長の原動力不足の問題を根本から見直す」としている。