中日韓の3か国の貿易促進組織は28日、今年9月に「2016年中日韓産業博覧会」を中国で開催することを共同で発表した。地域経済貿易協力の強化を通じて経済減速へ対応する期待をにじませつつ、中日韓FTAの早期締結を呼び掛けた。
今回の博覧会は、中国国際商会、日本国際貿易促進協会、韓国貿易協会の共催となる。「開放、合作、互恵」をテーマとしながら、主にスマート製造電子情報技術、省エネで地球にやさしい新エネルギー、現代農業や食品安全、健康シルバー産業、ビューティー産業、文化産業などの分野で合作する。9月23日から25日まで山東省濰坊市で開催される。
「困難な時にこそ地域の相互支援が求められる」と、韓国貿易協会北京代表処代表の沈允爕氏は言う。同氏はまた、「世界的に見て韓中日三カ国は世界経済において重要な地位を占める。三カ国の合作余地は非常に大きい。韓中FTAは昨年に発効し、多くの企業に恩恵をもたらした。韓中日FTAの早期締結を期待する」と語った。