「技術産業から航空業まで、中国やその他の新興国で急成長している巨大企業が世界市場でシェアを拡大している。しかもその業績はライバル企業より優れている」――米ボストン・コンサルティング(BCG)はこのほど、こうした内容のレポートを発表した。米WSLが27日、「世界への飛翔:多くの中国企業が世界で活躍」と題する記事で紹介した。
レポートでは、BCGが企業の成長力とビジネス戦略に基づいて、次世代ビジネスのリード企業100社を選定。そのうち28社はアリババ、中信集団(CITIC)、万達(ワンダー)集団、小米(シャオミ)、中国東方航空などの中国企業が占めた。
BCGのディネシュ・コナー氏(シニアパートナー)は「私はこれらの企業が次世代の経済成長を担うと考えている。中国企業はその中で最大の割合を占めている。それらの企業群はそのほかのどんな企業よりも規模が大きく、その影響力も強い」と述べた。 中国以外のアジアから選ばれた企業には、インドネシアのGolden Agri-Resources(パーム油)、タイのCPグループや飲料企業、フィリピンのAyala(不動産・金融)などだった。