「国際商工会中国国家委員会(ICC China)企業責任・反腐敗委員会」の成立大会が6月28日、北京で開催された。中国保利集団董事長の徐念沙氏が委員会主席に選出され、中国普天信息産業有限公司高級副総裁の王忠王氏、中国保利集団国際合作弁公室主任の李衛強氏が委員会執行主席に選出された。また、中鋼有限公司副総経理の王文軍氏ら4人が委員会副主席に選ばれた。
委員会主席に選ばれた中国保利集団董事長の徐念沙氏は、経済のグローバル化が進む現状において、ビジネス腐敗の打倒は1つの国家の単独行為ではなく、世界の潮流であり趨勢になっていると述べる。同氏は、「国際商工会中国国家委員会の企業責任・反腐敗委員会は中国の財界を代表するものとして、積極的に発言し、各種任務を真摯に果たし、中国企業の国際慣例理解を助け、社会責任を果たし、業界の自律を強化する。共同で腐敗を打倒することを通じて、ビジネス分野での国際交流・協力のプラットフォームになることを目指す」と述べた。
同氏はまた、「委員会の成立後、国際商工会との話し合いを強化し、国際商工会の反腐敗規則と条項を広め、積極的に企業の社会責任と反腐敗事例検討会を組織し、中国企業が社会責任の履行と腐敗打倒を行っていることの成果を紹介する」と述べた。これを通じ、成功経験を分かち合い、企業交流を促進させていく。また同委員会は、中国企業代表団を組織し、国際商工会の企業責任と反腐敗委員会に関連する会議に出席させ、同時に中国の専門家を育成するとともに規則の制定に参与させることで、中国の財界、特に世界経済で活動する中国企業の発言権を高めていくとした。