今年も半年が過ぎた。この半年の中国経済はどうだったのか。憶測や議論が絶えない。専門家によると、今年は数多くの経済指標で安定的であり、上半期の中国経済は世界を失望させない成績だったという。今後、中国経済は成長の最低ラインを守ると同時に、さらなる力を発揮し、世界経済を牽引していくことだろう。
力強さを見せた上半期
現在、中国経済は新旧エネルギーが交代し、経済がモデルチェンジの最中という重要な時期にある。このような時期において上半期の経済は依然として底堅い動きを見せている。今年に入って中国経済は安定的な成長が続き、第1四半期は6.7%となった。社会科学院と国家情報センターなど多くの研究機関は、第2四半期も6.7%前後を維持すると予測する。
国務院発展研究センターのマクロ経済研究部研究員である張立群氏は取材に対し、「上半期の中国経済を簡単に言えば“下向きから安定へ”だ。これまでの安定成長政策を支えとしながら、都市化推進や規制緩和などの具体的措置の効果が現れてきた。“安定”が中国経済の大きな特徴になりつつある」と述べる。