「中国経済の成長はアンダーラインがあり、“ハードランディング”にはならない。この自信は2つの面から来ている。1つ目は中国経済のベース面だ。現在、我々は依然として工業化と新型都市化を進めている時期にある。インフラ関連産業にとって発展余地が依然として大きい。十数億の人口を抱える市場が大きな支えとなっている。2つ目は政府のマクロ調整能力だ。我々の安定成長政策はすでに明らかな効果を見せ始めている。今後は民生を維持させながら、消費促進など具体的分野でマクロ調整が大きく作用を発揮するだろう」と張立群氏は述べる。
経済協力開発機構(OECD)がパリで発表した「世界経済見通し」報告によると、中国の経済成長は依然として世界トップクラスにあるとした上で、同経済に多くのプラスのシグナルが出ていることは無視できないという。社会消費の成長の勢いは強く、Eコマースなど新興産業も発展していると指摘しつつ、減速するグローバル貿易の大きな支えとなっていると指摘する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月2日