中央企業が刷新しつつある珠海不動産市場 少なくとも10社が進出

中央企業が刷新しつつある珠海不動産市場 少なくとも10社が進出。

タグ: 中央企業 珠海 不動産

発信時間: 2016-07-08 09:21:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

夜のとばりが下りる頃、珠海市九洲大道にある富華里は最もにぎやかな時刻を迎える。仕事帰りのホワイトカラー、街をぶらつくカップル、外食に出てきた仲間らがひっきりなしに行き来する。中央企業のデベロッパー「中海地産」が開発した商業複合施設は現在、珠海市民のレジャー・娯楽の注目スポットとなっている。

珠海の地理的な優位性や環境面での優位性、開放面での優位性などがますます際立つ中、優れた居住環境で知られるこの都市への進出をはかる中海地産のような中央企業のデベロッパーは増え続けている。近年は、市の中心部だけでなく、東部の唐家湾から西部の航空新城、さらに南部の横琴まで、また狭義の不動産プロジェクト開発から行政インフラ建設、さらに第二次・第三次産業への介入まで、中央企業のデベロッパーは続々と駒を進めている。大まかな統計によると、すでに少なくとも中央企業のデベロッパー10社が珠海でプロジェクトの開発建設を進めている。

珠海市の不動産業界の複数の関係者によると、中央企業のデベロッパーの進出は、珠海の都市・産業・不動産市場の発展に独特な資源をもたらし、珠海の不動産市場全体の局面に影響を与えると同時に、現地の不動産企業にも観念・戦略・市場面での衝撃をもたらし、珠海の産業発展を促進する役割を果たしている。

不動産市場に詳しいある人物は中央企業の珠海進出を、「中央企業のディベロッパーの進出で、珠海の不動産市場は再編されつつある」と評価している。

複数の業界関係者によると、中央企業の進出は、珠海の不動産市場に対する外部の価値評価と自信をある程度高めることになり、不動産市場の風向計になっている。例えば「中信」が1平米7700元で競り落とした紅樹湾地区、「保利」が唐家で1平米6000元で落札した保利西海岸地区、「中鉄建工」が蘭埔で1平米1万6400元で落札した中鉄諾徳地区はなど、関連地域に対する市場の価値の再評価をもたらし、不動産価格にも影響を与えた。

また中央企業のデベロッパーの進出は、珠海の不動産の市場主体の多様化にもつながっている。「華発股フン」「格力地産」「世栄兆業」「中珠控股」の現地4大不動産企業が占めていた珠海の不動産市場の局面を打破し、開発主体を多元化し、産業発展の局面を改変し、珠海の産業発展を促進する役割を果たした。

中原地産の珠海研究の主任を務める謝敏儀氏によると、中央企業のデベロッパーは開発経験が豊富で、整ったプロダクトラインを備えており、「新たな技術やプロダクトの導入によって、珠海の不動産市場の発展を加速し、珠海の不動産市場のプロダクトの更新を後押ししている」。

大家不動産プラニング有限公司の陳志董事によると、例えばオフィスビルでは、珠海現地の不動産企業が開発していたオフィスビルは中小レベルの面積のものが主体だったが、中央企業が開発しているオフィスビルは通常、面積が広く、外観にもこだわり、公共ゾーンが大きく、インテリアもグレードが高い。中央企業の進出後、珠海のオフィスビルの開発のスタイルも変わった。

中央企業はまた、信用や資産、資源などで総合的な優位性を持ち、融資能力が高く、融資コストが低く、土地獲得でも大きな強みを持ち、高い競争力を誇る。

「中央企業の開発のテンポや土地の備蓄は、珠海の長期的な計画に従った戦略的な配置が行われている。民間デベロッパーのプロジェクト開発は、周期が短さや価格が安さ、収益獲得の速さなどを重視した戦術的思考に基づいている」。珠海左岸不動産顧問有限公司の李炳亮董事によると、分厚い資金を持つ中央企業は珠海の土地市場の競争を激化しており、急速な開発サイクルに慣れた国内と現地の民間不動産企業は今後、大きな競争圧力に直面する見通しだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月8日

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