7月4日、「中国-ギリシャ海洋協力フォーラム」が人民大会堂の「金色の広間」で開催された。李克強首相とギリシャのチプラス首相が出席し、祝辞を述べた。
協力関係が加速:中遠集団がピレウス港の株式67%を取得 中国側が提起する「21世紀の海上シルクロード」とギリシャや南欧諸国が提起する「環地中海ブルー経済協力圏」は、理念が高度に合致しており、中国-ギリシャ海洋協力の象徴的プロジェクトとして、中国企業によるピレウス港の株式買収に注目が集まっている。両国首相は共に、このプロジェクトの進展に言及した。
チプラス首相は、「ギリシャ議会は4日前、中国遠洋海運集団とピレウス港プロジェクトの協力計画を承認した。これは互恵的な協議であり、中国企業のギリシャ投資に新たな道を切り開くものでもある」と述べた。李克強首相も、「ピレウス港プロジェクトは平和な環境の下、両国の平等な交流を推進し、互恵という原則の下に実現される。そして中国企業がギリシャの今後を有望視しており、また、ギリシャ経済の回復と発展に賛成票を入れていることを示している」と述べた。
中国遠洋海運集団の総経理である万敏氏は、「当社はピレウス港管理局の株式67%の買収に成功した。同港の恵まれた地理条件を利用しながら“一帯一路”と両国協力の戦略的チャンスを掴みたい。インフラ投資を加速させ、港湾の六大業務セクションを最適化し、全面的に港湾運営能力を向上させたい。同港を“海上のシルクロード”の地中海とヨーロッパ地域の中心的な玄関口に、国際物流の中心に、中東欧地域の南玄関にしていきたい」と述べた。