「第50回ファンボロー国際航空ショー」が7月11日朝(現地時間)、イングランド南部ハンプシャー州のファンボローで開幕した。今回は56の国と地域から1500社以上が出展。出展者の80%が海外企業、20%が英国企業だが、うち30%は初めての出展。
中国は今年初めて国家の出展団体として参加。30数社の企業が参加し、出展数も過去最多。2014年に比べて、中国の出展企業の数は103%増加、展示面積は98%増加した。
同航空ショーの開幕当日、中国商用飛機有限公司(COMAC)と中航国際租賃有限公司、富泰資産管理有限公司( Friedmann Pacific Asset Management Limited)、中国飛機租賃集団が協議を結んだ。協議によると、中航国際租賃はARJ21を30機購入する。中国飛機租賃はARJ21-700を60機購入し、富泰資産管理傘下のインドネシア航空にARJ21の航空機リースを行う。
中航国際租賃の趙祝平党委書記は、中国初の国産ジェット旅客機の購入について、「自社の成長加速に向けた重要な意思決定」だと述べた。中国飛機租賃の劉晩亭行政副総裁は、海外市場の開拓に前向きな姿勢を示し、ARJ21の航空機リースは国際競争力が高いと指摘。富泰資産管理と協力し、ARJ21の国際市場参入に向け尽力するとしている。