高虎城部長はG20の主な役割について、「近年は、危機対応型から長期的な秩序構築に変わってきている」と指摘。貿易投資の重要な役割が日増しに明らかになり、金融、財政に次ぐG20の協力枠組みの1つの柱になっているという。
ある業界関係者は「指導原則」について、「今回の会議の成果で最も難しく、且つ価値あるもので、国際投資政策の憲法に相当する」と評価。今後の多国間投資協定の重要な基盤となり、関連の交渉妥結への一歩になるとしている。
「指導原則」には具体的に、◇グローバル投資の保護主義への反対、◇開放的・非差別的・透明で予見可能性の高い投資政策環境の構築、◇投資保護の強化、◇政策策定の透明度確保、◇投資促進と持続的発展の推進、◇投資家と企業の責任、――など9つの原則が盛り込まれた。