中国の中産階級の勃興がもたらしたホテル消費の明るい見通しを受けて、インターコンチネンタル、ヒルトン、フォーシーズンズなどの国際ホテル大手が中国市場におけるホテル事業の配置を加速させている。中国新聞社が伝えた。
インターコンチネンタルホテルズグループと広東南湖国旅集団は、12日に広東省広州市で契約に調印した。今後は提携して広州市北部地域の皇子山生態観光レジャー区にホリデイインリゾートホテルとホリデイインエクスプレスホテルを建設し、来年の開業を目指すという。
ここ数年、外資系のホテルグループが中国で急速に事業を拡大している。インターコンチネンタルだけでなく、フォーシーズンズは中国で9軒目のホテルを天津に建設し、今後は成都、武漢、三亜などでのホテルプロジェクトもあるという。マリオットは傘下のミドルクラスブランド「フェアフィールド」をこのほど中国に導入し、東呈酒店集団に開発と管理のライセンスを授与した。フランスのアコーホテルズは傘下のミドルクラス・ハイクラスブランドからエコノミータイプまで、さまざまなホテルブランドを華住酒店集団に委託して中国で経営を進める。