今後10~15年間は、ヒルトンと鉑濤酒店集団が協力して中国にハンプトン(歓朋酒店)を400~500軒うち出す計画で、三亜や広州などではすでに開業しているところもあり、経営は順調だという。鉑濤ヒルトンハンプトン中国の王偉稍社長はさきに取材に答える中で、「中国で中産階級が勃興するのにともない、ミドルクラスホテル消費がこれから非常に大きな成長の可能性をもつことになる」と述べた。インターコンチネンタル中華圏の孫健最高発展責任者は、「現在、中国経済は下ぶれ圧力に直面しているが、圧力は製造業分野により多く存在する。
観光やホテルは消費産業であり、金があって旅行やレジャーを楽しみたいという意識をもった中国の中産階級の勃興により、これからはかなりのホテル消費ニーズがもたらされるとみられる。2025年には中国のホテル客室数は米国を抜くことが予想される。今後の中国ホテル市場に非常に期待している」と述べた。
外資系ホテルが相次いで中国市場での配置を加速させることで、今後は同質化の競争が激化しないだろうか。孫氏は、「中国ホテル市場のパイは非常に大きく、誰もが『百花斉放』の中、それぞれの個性に基づいた発展を実現できると確信する」と述べた。
「人民網日本語版」2016年7月13日