世界的な金融危機の影響が残る中、世界経済はどこに向かうのか、どうすれば健全化できるのか、世界経済の発展で中国はどのような重要な役割が果たせるのか、これらは中国だけでなく、世界にとっても非常に重要な問題だ。アジアと欧州は最も重要な2つの大陸として、新たな経済情勢を見直し、新たな成長戦略と目標を提起すべき時に来ている。英国のEU離脱は欧州諸国にとっても厳しい試練となる。アジアとの協力を強化できれば、欧州にとってもポジティブな効果が期待できるチャンスとなるはずだ。
今回のASEM11サミットは、アジア欧州諸国にとってそれぞれ特別な意義がある。中国はASEM11サミットの創設メンバーとしての役割を果たすことが求められており、より多くの「中国の考え方」、「中国の構想」、「中国の提案」を提起し、アジアと欧州の協力に多くの中国的要素を注ぐ。「一帯一路」戦略やAIIBなどが多くのアジア欧州諸国に受け入れられ、認められる中、「中国の提案」は一段と重要なものとなる。そのため、李総理のASEM11サミット参加は重要な歴史的使命を帯びており、「中国の提案」をアジア欧州諸国に如何にして伝えるかが重要な課題となる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月15日