「インターネット時代、オンラインショップのバーチャル性や情報の非対称性に対応するため、“ミステリーショッパー”は有効な監督措置となる」と陳諝氏は述べる。調査員が顧客の身分でサンプリングし、サンプリング商品の名称や種類、数量を記録する。商品を買った人名と支払口座、登録番号、届け先住所、連絡方式、関連の伝票を保存する。「バーチャル消費者が現場で買い物をする風景を通じて、消費者が食品を安全に購入する状況をより真実に近く再現できる。これでより効果的に消費者の利益を保証することができる」。
陳諝氏は、「方法」のサンプリング制度設計では重要な時間的ポイントがあると述べる。つまり、サンプル商品が購入者に届いた後に、検査し保存する。この間、一定程度の秘密性が担保される必要があるのだ。売り手が商品を送るとき、送り先が監督部門であることを知られてはならない。売り手に知られないように買い物をすることが、真実性と公平性を保証するものとなる。またサンプルを買った人は、包装にも検査を行い、サンプルごとに個別に封印保存し、写真や録画などで封印保存の過程も記録しなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月18日