「意見」が産業構造の高度化、産業分布の合理化、エコ成長の全面的推進、イノベーション能力の増強という4大目標と7大任務を打ち出した。生産能力の削減は7大任務のトップに据えられている。
香頌資本の沈萌執行董事は『証券日報』の記者に対し、石化産業が生産能力過剰産業に属し、同じように構造調整が必要とされていると指摘。石化産業の川下に延びる産業チェーンは比較的長く、一部の高付加価値を持つ石化製品市場に対する需要は非常に大きいため、石化産業のモデルチェンジ・高度化の余地は十分にあるとの見方を示した。
「意見」によると、企業の合併・再編の推進も必要だ。財政・税務、金融、土地、労働者配置などの支援策を講じ、地域や所有制のクロスボーダーによる合併・再編を阻むシステムを打ち破ることで、企業が合併・再編を行う公平な市場環境を創造し、国際生産能力の協力も強化する。