日本通運は2日、中国電子商取引最大手の阿里巴巴(アリババ)集団との提携を強化し、中国向けインターネット通販商品の配送事業をてこ入れする方針を明らかにした。日本メディアが報じた。
中国向け航空輸送はEMSが主流だが、6月から値上げされており、利用の多い500グラム以下では1400円と約3割上昇した。日通は、アリババの通販で購入した商品を1000円程度で中国に発送し、EMSに対抗。中国国内ではアリババの関連企業が配送する。
日通は、電子商取引を通じて日本の商品を購入する中国人消費者が今後も増えるとみており、これを機に収益拡大を狙う。中国での通関手続きも請負い、「T-MALL国際」に出店する日本企業の利便性向上を図る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月5日