第11回20カ国・地域首脳会合(G20サミット)が1カ月後に杭州で開催される。杭州市委員会の責任者はこのほど開かれたメディア向けブリーフィングで、「会場建設、環境整備、セキュリティサービスなど、サミット開催の準備がほぼ整った」と述べた。
杭州サミットの会場はすべて既存施設を改造し、浙江省杭州の特色と中国の風格を体現したものとなっている。
今回のサミットに向け、杭州市は6分野605件の環境整備プロジェクトを実施。2334本の道路、33カ所の市内入口が整備され、264件の景観美化プロジェクトが完了した。杭州市はまた、大気汚染解消に注力しており、環境の監督管理に最も厳しい都市となっている。
食事や宿泊についても準備が整っている。杭州市は900トンの食品が保管可能な倉庫を設置しており、食材の一括仕入れ・検査・保管・配送が可能。移動については、公用車やレンタルの移動手段を準備し、ゲストや内外メディアの需要に対応する。ゲスト・メディア向けの宿泊施設については、ホテル従業員2万人の訓練を実施した。医療については、4カ所の指定病院でサービスが受けられる。