バングラデシュ鉄道省と中国中鉄股份有限公司は8日、バングラデシュの首都ダッカで、パドマ大橋鉄道接続線プロジェクト建設の契約を締結した。契約額は31億4000万米ドルに上る。
このプロジェクトはバングラデシュの東西に走る貨客輸送の主要ルートで、鉄道はダッカからパドマ大橋を経てジョソールまでを結び、バングラデシュ西南部の鉄道ネットワークの骨格を形成する。新たに建設される鉄道の本線は長さ168.6キロメートル、最高設計速度は時速120キロメートル。
プロジェクトが完成すれば、バングラデシュ西部と西南部の交通状況は大きく改善し、周辺地域とバングラデシュの社会・経済成長を後押しする。同時に、バングラデシュと中国、インド、ミャンマーの経済・貿易交流も促進する。