海関(税関)総署が発表した最新統計によると、中国の今年1-7月の輸出入総額は13兆2100億元で、前年同期に比べ3%減少した。7月単月の輸出入総額は前年同期比0.9%減の2兆900億元。うち輸出は2.9%増の1兆2200億元、輸入は5.7%減の8730億元で、貿易黒字は3428億元に34%拡大。輸出入総額が引き続き前年同期を下回ったものの、輸出はプラスとなり、今年3月以降5カ月連続で増加している。
商務部研究院国際市場研究部の白明副主任は「7月の対外貿易には回復の兆しがみられたが、難しい時期が過ぎたとは思わない」との見方を示した。
先ごろ国務院が発表した「対外貿易の安定回復・向上促進に関する若干の意見」では、短期輸出信用保険料率の引き下げ、貿易企業向け融資の支援、輸出税還付政策の調整、積極的な輸出政策の実行などが打ち出されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月19日