オーストラリア輸出協議会(ECA)が18日に発表した「2016オーストラリア国際ビジネス調査報告」によると、中国はオーストラリア企業が最も投資したい国であるとともに、オーストラリアにとって最大の投資元国でもある。
調査に回答したオーストラリア企業のうち、13%が過去3年間で中国が主要投資対象国の第1位となった。また、21%が過去3年間で中国を中心に外資を受け入れた。オーストラリア貿易投資部のスティーブン・シオボ部長はこれについて、2015年の中豪自由貿易協定(FTA)発効による成果だと指摘した。
オーストラリアは中国、韓国、日本とFTAを締結しているため、オーストラリアの輸出企業の67%が、今年の輸出は2015年より好転するとの見通しを示している。