中国商務部の沈丹陽報道官は17日の定例記者会見で、2016年1-7月の中国対外投資、サービス貿易などの商務運営状況について説明した。
1-7月は、世界156の国と地域の海外企業5465社に対する中国からの非金融分野の直接投資は、合計で前年同期比61.8%増の6732億4000万元に上った。7月末時点で、中国の非金融分野の対外直接投資は累計6兆3000億元となった。
1—7月の中国対外投資は急成長が続いたが、伸びは安定に向かっている。今年に入ってから、中国の対外直接投資はハイペースの伸びを維持、対外投資額はすでに外資導入額を上回り、資本の純輸出国となった。一方で、対外投資の伸びは安定に向かい、7月単月の対外直接投資額は138.9億米ドルとなった。前月比では9.5%減少したが、4月単月では199.9億米ドルとピークに達しており、その後は3カ月連続で4月を下回った。
投資対象地域は先進国・地域を中心に急速に伸びている。1-7月の中国本土から香港、ASEAN、EU、オーストラリア、米国、ロシア、日本の7つの主要経済圏への投資額は750億9000万米ドルに上り、当期の対外直接投資全体の73.1%を占めた。