17日の定例記者会見に立つ沈丹陽報道官
中国商務部の沈丹陽報道官は17日の定例記者会見で、2016年1-7月と7月単月の商務運営状況について報告した。
7月は、消費市場が安定成長を維持した。7月単月の社会消費財小売総額は2兆6900億元だった。前年同月比での伸び率は10.2%と、前月を0.4ポイント下回った。物価要因を考慮した実質増加率は9.8%だった。1-7月累計での伸び率は10.3%と、前年並みだった。商務部のモニタリング対象となっている重点小売企業5000社の売上高の伸び率は6月を0.2ポイント下回った。
商務部の分析では、7月の消費価格は安定推移し、ネット通販は高成長が続いた。住居関連、衣料品、旅行関連商品がハイペースで伸びた。なかでも、グリーンスマート家電の販売が好調で、7月の一定規模以上の家電売上高は前年同月比で11.5%増加した。商務部重点モニタリング企業のエネルギー消費効率1級のエアコンとインバーターエアコンの販売台数増加率は9.4%と9%で、エアコン販売全体の伸び率をそれぞれ0.8ポイントと0.4ポイント上回った。ウルトラHD4Kテレビの販売台数の伸び率は8.7%と、テレビ販売全体の伸びを6.6ポイント上回った。