中国の電子商取引(EC)の次期政策の方向性が明らかになってきた。
中国商務部電子商務・情報化司の聶林海・巡視員はこのほど、「2016年上半期の中国インターネット小売売上高は2兆2000億元で、社会消費財小売総額の11.6%を占めた」と指摘。主管部局は今後、EC関連の法整備を加速し、電子商取引「第13次5カ年計画(十三五、2016-2020年)」の発表を急ぐ見通し。
聶林海氏は上海で先ごろ開かれた「インターネット+」大会で、「中国のEC取引額は近年急増しており、過去5年の平均伸び率は35%を超える。16年上半期は消費の伸びが鈍化するなか、ネット通販の売上高は前年同期比で28.2%増と、好調を維持。うち、モバイル端末によるネット通販の利用者数は4億人を突破し、前年の3.4億人から18%増加した」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月19日