リオ地下鉄4号線は近年の中南米エリアで最大規模の都市インフラプロジェクトで、リオ五輪が現地に残す貴重な財産だ。同公司は現地の協力パートナーと提携して、ブラジル運営サイドの客車の検査修理、メンテナンス、保全のレベルを絶えず向上させ、メードインチャイナをリオ五輪に貢献させると同時に、絶え間なく走り続ける客車の1両1両に「中国のサービス」の魅力をしっかりと刻み込み、五輪の観客の心にも印象づけた。
ブラジル政府と地下鉄運営会社メトロ・リオは中国製車両の運営面での安定性と快適性を高く評価するとともに、効率のよい中国式サービスにも賛辞を送る。リオの交通・物流会社のロバート社長は、「中国の列車はリオに先進的で快適で質の高いサービスをもたらすだけでなく、都市に活力を与えることになる。メードインチャイナがリオの人々にさらに多くの喜びを与えるものと確信する」と述べた。リオ交通部門のヴィエラ代表はさきに、「ブラジルは中国製車両に大変満足だ。リオ市政府は今後さらに多くの中国製車両を調達する計画である」ことを明らかにした。
同公司は4号線だけでなく、リオの地下鉄1号線と2号線にも車両19台・114車両、多機能電動車ユニット100台・400両を提供しており、リオの都市軌道交通の運行能力の約60%を担う。2014年のワールドカップ開催期間中には、同公司の電動車ユニットと地下鉄車両が1484本運行し、運行距離数は累計65万キロメートルを超え、安全かつ効率的に乗客のべ1100万人を輸送した。
王代表は、「同公司はブラジルに全額出資子会社を設立して、現地の協力パートナーとの協力を深め、ブラジル鉄道車両市場を深く耕し、南米市場全体の開拓に向けて準備を進めていく計画だ」と明かす。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年8月20日