中国証券監督管理委員会(証監会)の発表によると、証監会の方星海・副主席は18日、世界銀行のアルンマ・オテ副総裁兼財務担当と会談を行った。方副主席は会談で、「中国の資本市場は安定的に運営されており、リスクコントロール能力も非常に強い。今後は対外開放レベルを徐々に引き上げ、国際市場との協調発展を図ることで、中国経済のモデル転換において重要な役割を発揮する」と指摘した。
方副主席はまた、「中国経済は穏やかに発展しており、経済制度改革の深化、経済のモデル転換と高度化が進められている。経済成長はやや鈍化しているものの、一段と安定的で、持続可能、かつ健全な方向に向かっている」と述べた。
オテ副総裁は、「世界銀行は今年のG20サミットの前に中国銀行間市場で特別引出権(SDR)建て債券の発行を計画している」と述べた。方副主席はこの試みを称賛し、「世界銀行が中国の資本市場に投資し、中国資本市場の発展に大きく寄与することを歓迎する」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月23日