安永会計事務所のアナリストである孫軼氏は先ごろ、中国の投資家たちに最も人気のある欧州国家はドイツだとする文章を掲載した。2016年上半期だけで中国の投資家たちは、ドイツ企業37社の買収のために、すでに108億ドルを拠出している。2015年に中国は4億7500億ユーロを出してドイツ企業39社を買収していたのに比べ大きな飛躍である。一体どうしてなのかと、ドイツメディアはその理由を様々分析している。
孫軼氏の見解はこうだ。ドイツ製は国際的に定評がある。ドイツ人は勤勉で責任感があることで有名だからだ。「他の欧州国家と比べ、ドイツ人の英語は流暢といえる。労働問題も比較的少ない。高い水準の教育や高品質の研究や生産は中国の投資家にとって大きな魅力となっている」と彼女は述べる。 独紙「ビルト」で先ごろ掲載された記事によると、中国資本はドイツの診療所や製薬会社、サッカーチームに興味があるという。「第2四半期の先行きは非常に楽観的だ。少なくとも2つのビッグディールがある」と孫軼氏は言う。「中国人投資家にとってお金は大きな問題ではない」。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月24日