日本のメディア報道によると、日本企業の中国での拠点数が2015年下半期に3万3390カ所(日本外務省調べ)に上り、2011年の3万3420カ所にほぼ並ぶ水準となった。2016年に入ってからも拠点数は増え続けている。
日本でも人気の雑貨店「無印良品」を展開する良品計画は、ここ1年の間に中国全土で新たに30店以上を開設した。中国では若者を中心に「無印」の人気は一段と高まっており、来年2月までにさらに40店を開き、中国全土で200店体制とする計画だ。
大型ショッピングセンターを運営するイオンモールも積極的な姿勢をとる。2015年に5つのショッピングセンターを新規出店し、湖北省には延べ床面積27万5000平方メートル(東京ドーム約6個分)に上る中国最大の店舗を開設した。2016年も江蘇省蘇州市と河北省に出店し、山東省や江蘇省南通市にも出店を決めた。現在12店のショッピングセンターを早期に19店まで増やす。
中国で人気が出始めた家具販売のニトリホールディングスも2020年までに現在の数店舗から100店舗に増やす計画。「ユニクロ」ブランドを持つファーストリテイリングは中国の店舗数が6月末に466店となり、ここ1年で約100店増やした。さらに今後1年間で100店の新規開設を目指す。スポーツ用品を展開するデサント(DESCENTE)は、向こう3年間に数十店舗を出す構えだ。