これまでたびたびB20関連の活動に深く関与してきた中国国際商会の張燕玲執行董事は、「G20はその発足以来、議題がますます的確に、話し合いがますます掘り下げたものになっている。これまでに提起したプランはグローバルビジネス界の精鋭たちの度重なる話し合いを経て練り上げられた優先的項目ばかりで、世界がその時抱える問題に的確に切り込み、経済発展の振興で極めて大きな貢献をしてきた。こうしてB20の影響力が向上を続けてきた」と話す。
B20が発足してから、G20の指導者の多くがB20サミットに出席し、ビジネス界の政策提言についてB20の代表と対話や交流を行ってきた。10年以降にうち出された政策提言は400件を超え、G20の指導者に非常に重視されるとともに、提言の一部はG20サミットの首脳コミュニケにも反映された。
グローバル経済が復興への困難を抱える重要な時期に、中国は今年のB20開催国のバトンを受け取り、今年1月26日にB20始動式を行った。G20サミットのテーマに呼応して、今年のB20では金融による成長の促進、貿易・投資、インフラ、中小企業の発展、雇用、反腐敗の6テーマを設置し、世界の企業、ビジネス協会、国際機関、シンクタンクの代表ら533人による5つの課題作業チームを発足させ、反腐敗フォーラムも開催した。