中国の株投資家、過半数が赤字

中国の株投資家、過半数が赤字。

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発信時間: 2016-08-31 14:14:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中証中小投資家サービスセンターはこのほど、上海証券取引所と共同でアンケート調査を実施した。それによると投資家の50.43%は口座開設以降に赤字となっており、多くの個人投資家の成熟化が待たれるという。5割弱の回答者は「友人推奨銘柄」を選択し、噂を聞き投資するとした人も21.74%に達した。

今回の調査は中信証券、中国中投など23社の証券会社で口座を開設した5429人の投資家が対象となった。投資家の50.43%は口座開設以降に赤字となっており、44.83%は黒字。うち2倍以上の利益を生んでいる投資家は2.62%のみで、4.73%は自分の投資成績が不明だとした。

投資家が赤字になる原因はさまざまで、過度な自信、過度な反応、気質効果、集団心理といった非理性的な行為が含まれる。また頻繁な取引、アンカリング効果、「リスク恐怖症」などの要因もある。投資家の4割以上が「株価暴落後の反転狙い」「有力銘柄の追加購入」「衝動的になりやすく、噂による影響を受けやすい」と回答。また赤字の原因を「損切りしてもロングで持たない」「頻繁に操作」とした割合も2割以上に達した。

調査結果によると、同時に3つ以上の銘柄を持つ投資家は27.45%のみで、1−2つは5割弱。投資先が集中化しており、多様な投資によるリスク分散という意識が低い。この結果は恐らく、投資家の過度な自信や投資習慣によるものだろう。ポジションを1−2年維持する割合は17.37%、2年以上は8.86%。圧倒的多数の投資家は1つの銘柄を1年内に手放しており、投機的で過度な取引を行っている。投資家の短期間内の頻繁な取引により、取引コストが大幅に増加する。

この調査結果により、株投資家のイメージを描き出すことができる。中国の株投資家は主に23歳以上で、全体の78.63%を占めている。22歳以下は2.65%のみ。1995年以降に生まれた投資家の比率が低い。これらの人々は高学歴で、投資家の69.57%は大卒以上の学歴を持つ。投資経験を見ると、5年以上は45.63%だが、経験なしも4.7%いる。そのうち8割弱が、投資総額が50万元以下の中小投資家だ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月31日

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