12年で株価が284倍に
テンセントは2004年6月に香港市場に上場した。当時、テンセントは1株あたり3.70香港ドルで4億2020万株を売却。15億5000万香港ドルを集めた。
その年のテンセントの売上高は11億元で、純利益は4億元だった。現在、テンセントの売上高は百倍に拡大した。昨年の同社の総売上高は1028億元、純利益は288億元だった。12年間で売上高は92倍になり、純利益も57倍になった。株価も3.7香港ドルから210.2香港ドルに上昇した。株式分割を踏まえれば284倍に膨れ上がったことになる。これは驚くべき上昇率だ。アップル社のデータによると、2004年6月から現在にかけての同社の株価は、最高の時期でも42倍に過ぎない。
実際、昨日の株価はテンセントにとって史上最高価格ではない。2013年8月5日、同社の株価は370.8香港ドルに達しており、発行当初の100倍になった。同社の株価は業界を牽引する存在になった。2013年9月になると、同社の株価は421.2香港ドルまで上昇する。当時の市場価格は7799億香港ドル(1006億ドル)。中国のネット企業の市場価格が初めて1000億ドルの大台に突入するという、一里塚となる出来事だった。当時、アリババはまだニューヨーク市場に上場していなかった。百度の市場価値はテンセントの半分、「360」になるとテンセントの10分の1の市場価値に過ぎない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月6日