「2016年世界ドラマ産業発展報告」がこのほど発表された。世界一のドラマ制作・放送大国として、中国が2015年に制作したテレビドラマとネットドラマは計773作、2万1546話で、1日あたり平均59話が制作されていることになる。2015年、中国ドラマ市場は約882億元(1元は約15.3円)の規模に達し、その内訳はテレビドラマ広告収入約429億元、著作権印税約222億元、海外販売収入約5億元、ネットドラマ広告収入約200億元、ユーザー課金収入約25億6千万元となっている。北京日報が報じた。
報告によると、2015年にはネットオリジナルドラマの制作ブームが起きているという。その制作本数も昨年の205本から379本に増え、増加幅は85%に達した。
国産ドラマの発展状況をみてみると、2015年に制作された国産テレビドラマは、2014年より作品数は減少したが、話数は増加している。96話完結の「武媚娘伝奇」、76話完結の「甄■伝(■は女へんに環のつくり)」、81話完結の「芈月伝」など、2015年に制作されたテレビドラマの話数は2014年より平均4.7話も多くなっている。