中国の自動車・電池大手、比亜迪(BYD)は13日、向こう3年以内に米カリフォルニア州南部ロサンゼルス郡ランカスター市にある電気自動車(EV)工場を拡張すると明らかにした。
BYD米現地法人の李柯董事長は同日行われた拡張工事の定礎式で挨拶し、「2013年にランカスター工場を建設して以来、BYDはカリフォルニア州政府からもランカスター市政府からも多大な支援を得てきた。その一方で当社も地元経済の活性化に努め、賃金水準の高い雇用機会を提供してきた。今回の工場拡張で、同市により多くの雇用機会を提供できるだろう」と述べた。
その上で、「米中両国の従業員の努力により、BYDのEVバスは技術、品質とも向上を続け、今や米国市場では増大する需要に供給が追いつかないまでになった。これを受け、当社は投資規模を拡大するが、それだけではなく、今後ともランカスター市の一段の発展に向けた機会を創出し、米国の消費者により環境に優しい製品を提供していきたい」と述べた。