中日韓三カ国による初の「排出取引制度」の討論会が開催

中日韓三カ国による初の「排出取引制度」の討論会が開催。

タグ: 排出取引制度 討論会

発信時間: 2016-09-18 15:25:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「第1回中日韓排出量取引制度の検討会」が北京の精華大学で開催された。中国の清華大学、日本の地球環境戦略研究機関、韓国の温室ガス総合情報センターなどから、中日韓三カ国の研究者数十名が参加し、三国間の排出取引と今後の協力に関するロードマップについて議論された。 

排出取引制度は、ガス排出に値段をつけるものだ。温室効果ガスが経済生産コストにもたらす破壊や損失を計算し、それを汚染責任側や削減能力のある側に分配する制度である。清華大学低炭素経済研究院の何建坤院長は、「排出ガス価格は、国家の排出ガス削減に対する志や力を反映するものであり、割当額分配の調整を通じ、排出ガス価格という激励をもらいながら、長期的に安定・予測可能な価格推移を形成することができる。社会や企業が低炭素に関する投資を推進することで、全社会のガス削減コストを最小化することができる」と指摘した。 

各国の排出取引制度の取り組みを紹介する段において、日本の環境省官房審議官である森下哲氏は、「現在日本では、排出取引制度と排出税の徴収という2つの方法を採っており、第三者機関が調査と認証を行っている。排出取引制度を契機として、気候変動対策、高齢化対策、地方経済活性化対策を組み合わせながら、一連の解決策を提供している」と述べた。 

韓国の計画財政部未来経済戦略局の白龍天局長は、「勧告は2012年より、日本と共に排出権取引と似た制度を実施している。目標管理の方法を通じて、事前に排出割合を決めた。これにより5大分野23業界をコントロールしている」と述べた。 

 

1   2    


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。