日本の女性防衛相、南中国海問題でつべこべ言うな

日本の女性防衛相、南中国海問題でつべこべ言うな。

タグ: 南中国海 稲田朋美

発信時間: 2016-09-18 14:08:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

先ほど就任した日本の稲田朋美防衛大臣はこのほど訪米し、さまざまな場で東中国海・南中国海問題について暴言を吐き、中国にいちゃもんをつけ、人々に顔を背けさせた。この右翼カラーが濃厚な女性防衛相はさらに、自衛隊の南中国海での活動を増やすと言いふらした。これには米海軍との南中国海における共同巡航訓練、同地域の沿岸国海軍との二国間・多国間軍事演習、関連国の軍事力強化の支援などが含まれ、情勢安定化を恐れているかのようだ。

日本の安倍晋三首相が抜擢した右翼政治家の新星である稲田氏の、訪米中の中国に関する一連の発言には新鮮味がなかった。安倍首相本人が近年、さまざまな国際舞台において同じような言葉を口にしており、もはやほぼ二番煎じとなっている。稲田氏は米国で批判を強めたが、これは安倍政権の中国に対する凝り固まった考えによる習慣と中毒の延長線上にあり、止めたくても止められなくなっている。

稲田氏による発言の裏側には、フィリピンによる南中国海仲裁案にピリオドが打たれた後の、日本の極度の焦りがある。先ほど開かれた東アジア首脳による一連の会議の成果、それからフィリピン大統領の最近のさまざまな発言からは、平和的な協議・協力・対話による南中国海問題の解決が、基本的な共通認識になっていることが分かる。域外国である日本が南中国海問題で飛び跳ねるほど、孤立を深める。これはすでに確認されていることだ。

ところが時勢を知らない日本の当局者は、これでおしまいにしようとしていない。稲田氏は今回米国で、南中国海での軍事活動を拡大すると叫んだが、これには公然たる挑発の意味合いがある。右翼カラーが濃厚な安倍内閣においても、稲田氏は「図抜けた」歴史修正主義者、あるいは歴史無知者と言えようか。稲田氏は公然と南京大虐殺を否定したことで名を上げた。このような人物が、蠢動する自衛隊を支配している。その相乗効果は地域の安全と安定に暗い影を落とすだろう。

旧日本軍の第二次大戦中の南中国海における後ろめたい歴史、中日間に今日も残されている歴史のわだかまりにより、自衛隊が本当に稲田氏が発言したように南中国海に行き、中国に向けて武力誇示するようであれば、緊張情勢と悪い結果を生むことが想像できる。

先ほど開かれたG20杭州サミットで、安倍首相は中国と相互信頼を構築し、両国関係の改善に尽くすと約束した。その後中日双方は広島県で、中日高級事務レベル海洋協議第5回会議を開き、対話の雰囲気がやや改善された。日本当局が関係改善の誠意を本当に持っているならば、双方の敏感な問題で言行を慎むことが最低限の姿勢になる。稲田氏の唾は南中国海で波乱を巻き起こさないが、唾が飛び交う中心地で穏やかに話をしようとする人はいないだろう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月18日

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