ランカスター市のR・レックス・パリス市長は、「BYDとの提携により地元経済が著しく上向いたほか、BYDのEVバスが市内で広範に利用されたことで、エネルギー消費の低減にも環境保全にもつながった」と高く評価した。
ランカスター工場の敷地面積は8000平方メートル、300名余りの現地従業員を抱え、主に公共交通機関向けにEVバスを年300台生産している。拡張計画では、敷地面積を3万7000平方メートルに拡大、EVバスの生産能力を年1000台に引き上げるほか、EVトラックなど生産品目も拡げる計画で、従業員数も1000人以上に増員する。
BYDは2011年10月にロサンゼルスに北米本社を設立、2013年にはランカスターに初となるEVバス工場と電池工場を建設した。電池分野のコア技術と強みとする組立技術を背景に、BYDの大型バスは今や米国市場において競合企業が存在しないまでになっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月19日