(6)市場環境の改善。
包括的支援策の実施、監督管理方式の刷新、事中事後監督の強化、知財権の厳格な保護など、監督管理、ビジネス、信用などに関する市場環境の改善を進める。
(7)創業投資産業の双方向への開放推進。
国内の投資主体・海外投資主体平等の原則に基づき、外商投資の参入規制緩和、管理フローの簡素化、外資の創業投資規模拡大を奨励する。開放的発展を堅持し、中国の創業投資企業の国際競争力を強化、国内の実力ある創業投資企業の海外進出を促進する。
(8)産業の自律的発展とサービス体系の整備。
法に基づく全国的な創業投資産業協会の設立、創業投資サービス体系の整備、教育訓練の強化、創業投資の優秀な人材の確保、創業投資の精度向上などを進める。
「創業投資(ベンチャーキャピタル)はハイテク・新興産業に特化したリスクが高い投資だ。投資主体や投資環境の悪い影響を受けやすく、創業投資家は依然として資金難や資金調達コスト高騰などの難題に直面している」。中国民生銀行研究院の呉琦研究員は「債務の株式化(DES)制度の構築に期待する」と指摘。これは「銀行の貸出リスクの低下、創業投資の資金調達難の緩和にプラスとなるほか、金融機関の多角化経営、業務の質的向上にもつながる」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月21日