中国中鉄隧道集団が建設する世界最大の水底鉄道シールドトンネル――珠江デルタ都市間鉄道佛莞プロジェクト獅子洋トンネルの掘削が20日に始まった。珠江デルタ都市間鉄道水底トンネル区間の工事が正式に着工したのだ。
珠江デルタ都市間鉄道佛莞プロジェクトは、広東省の中部と東部をつなぐ重要な幹線快速鉄道で、珠江の東西両岸を短時間で結ぶ。完成すれば、珠江デルタ都市圏は「1時間」以内で行き来ができるようになる重要な都市交通インフラプロジェクトだ。
工事に使われるシールドマシン(掘削機)は、鉄道や高速道路のトンネル、都市軌道交通、地下共同溝などの建設に広く用いられる超大型の建設機械。獅子洋トンネルは全長6476.4メートルで、うちシールドトンネルの長さは4900メートル、シールドマシンの直径は13.61メートル。トンネルは広州市番禺区から入り、珠江狮子洋を通って、東莞側に出られる。