シンポジウムでスピーチするADB幹部
中国とアジア開発銀行(ADB)の提携30周年を記念するシンポジウムが19日、北京で開催された。
地域協力と一体化、長江経済ベルト、都市交通戦略、交通分野における官民連携(Public Private Partnership、PPP)などについて、産官学の有識者を交えたパネルディスカッションが行われた。
同会に出席した中国交通運輸部総合規画司の張大為副司長は、「中国は今やアジア開発銀行の2番目の債務国であり、交通運輸業界は中国が同銀の資金を最も多く投入している業界のうちの1つだ。同銀と結んだ数多くの事業提携は、中国が交通インフラ整備を進める上で不足する資金を補ってきたほか、海外の先進的理念の導入や交通運輸水準の向上にも大きな役割を果たしてきた」と評価した。