中国のスマートハード共通技術、ハイエンド製品の供給能力を高めるため、中国工業・情報化部、国家発展改革委員会は先ほど「スマートハード産業革新的発展特別行動(2016−18年)」(以下、同行動)を制定し、印刷・配布した。同行動は、中国製スマートハードの世界市場シェアを2018年までに30%以上にし、産業規模を5000億元以上にし、海外の特許の10%以上を占めるとした。スマート工業センサー、スマート無人システムなどの工業級スマートハード製品の規模化を実現し、生産効率を20%以上高める。
スマートハードとは、情報収集・処理・連結能力を持ち、スマート感知、インタラクション、ビッグデータサービスなどの機能を実現する新興インターネット端末製品を指し、「インターネット+人工知能」の重要な担い手だ。同行動によると、中国のスマートハード産業は現在、課題とチャンスを迎えている。まず、中国は電子情報製品を生産する大国であり、世界最大のネットユーザーを持ち、スマートハード市場の将来性が高い。また重要技術とハイエンド製品の供給不足、不健全な革新支援システム、製造側とユーザー側の交流不足、産業の分散化といった問題とリスクを無視できない。
同行動は、端末と応用システムのスマート化の推進を主軸とし、スマートハードの革新力を高めるとした。発展の環境を改善し、スマートハードの応用・普及を加速し、業界内の公共サービスプラットフォームの建設を強化し、スマートハードの発展の基礎を固める。同時に産業の生態を繁栄させ、基準、知的財産権、創業・革新プラットフォーム、応用・模範間の連動メカニズムを構築し、新モデル・新業態を育成する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月22日