ある市場関係者は、取引所が先物市場の根幹となるが、全ての市場参加主体のなかで国際化のペースが最も緩慢と指摘。現在は、中国国内の先物取引所が監督者とサービス提供者の2つの役割を担っており、それが取引所のイノベーション能力を抑制しているとの見方を示した。今後は取引所が「監督とサービスの分離」を加速し、投資商品のイノベーションを端緒に制度設計の高度化や取引コストの引き下げを進め、サービス型国際取引プラットフォームの構築に注力する必要があるとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月25日