シドニーから東京にかけて、iPhone7の最初の出荷品がアップルストアで売り出された。販売スタッフの拍手の中、アップルマニアが戦利品を手にした。英ロイター通信が伝えた。
サイズが一回り大きいiPhone 7 Plusと、新しいカラーバリエーションであるジェットブラックのiPhone 7はすでに品切れとなっている。このような熱狂の一幕はすでに見慣れたものになっているが、アップルの新商品争奪戦に参加する人の数は往年より少なくなっている。
シドニーでは、小雨のなか200人の行列が作られた。全ては世界で最初にiPhone 7を入手するためにだ。16歳のアップル狂、Marcus Barsoumさんは、「世界で最初にiPhone 7を手に入れられて最高だよ。苦労が完全に報われた」と話す。彼はシドニーのアップルストアの外にテントを張り、二晩を過ごした。
JPモルガン・チェースのシドニー支店で働くDale Adamsさんは、オープン15分前に訪れた。それでもiPhone 7 Plusを手に入れた。彼はネット上で支払いを済ませていた。 彼は「私はアップルの熱狂的なファンではないが、多くのメモリ、長持ちする電池性能、優れた撮影効果から、買う価値があると思った」と話す。
中国のウェイボー(微博)でのアップル新商品発売に関する発言は、2014年にiPhone 6が売り出されたときよりも、かなり少なくなっている。「百度」の検索指数によると、iPhone 7の検索数はiPhone 6やiPhone 5より少なかった。 中国市場の販売状況が、今後のアップルの1年の業績の指標となる。iPhone 6が中国で大きな成功を収めたことが、昨年の収益増加につながった。しかし6Sで売上の勢いが落ちたことにより、今年の同社は10年ぶりに世界収益を減少させた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月24日