11月11日商戦に向けた新たなマーケティングモデル 

11月11日商戦に向けた新たなマーケティングモデル 。

タグ: ネット有名人

発信時間: 2016-09-24 09:53:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

今年の11月11日(独身の日)の大セールが2か月後にやって来る。消費者はショッピングカートに何を入れるかを考え始めているが、売り手側はすでにこの日の準備を始めている。 

天猫(Tmall)の昨年11月11日商戦のデータによると、同日の取引額は912億1700万元。そのうち移動端末によるものが68%を占めた。232カ国が販促活動に参加し、物流取引量は4億6700個だった。また、網紅(ネット有名人)や生中継などの概念やモデルが流行するにしたがい、今年の11月11日はさらに多くの手法が見られそうだ。

 EコマースのERPを提供する「E店宝」の副社長である宗玄氏は取材に対し、「移動端末の取引額増加は必然的な趨勢と言える。同時に今年は「網紅」が流行していることから、販促モデルの変化に対応する必要がある。つまり網紅の生中継を取り入れる方法が注目を集めている。網紅と電子取引業者との関係が、売り手側の焦点となっている」と述べる。 

「E店宝」は今年、“モデル協会”会社を設立した。“モデル協会”が設立されると、すぐに有名プラットフォームの戦略的投資を獲得した。北京に本部があるほか、韓国と重慶に支社がある。“モデル協会”はすでに、ウェイボー(微博)など有名な生中継プラットフォームとの戦略パートナーになっている。電子取引業者と網紅との橋渡しを強力に行うことで、電子取引業者に対し、幅広く網紅を使ったトータルソリューションを提供している。宗玄氏は、「“モデル協会”の設立により、売り手に網紅モデルの理解を深めてもらい、正しい生中継をしてもらい、網紅を通じた変化を体験してもらうことができるだろう。現在『E店宝』は、タオバオやウェイボーの生中継プラットフォームを使っており、利便性の高い売り手とプラットフォームの橋渡しを提供している」と述べる。 

「E店宝」はビジネスの範囲が広すぎるという人々の疑問に対し、同氏はこう強調する。「『E店宝』の使命は業界の発展をリードすること。徐々に勃興する網紅生中継モデルに対してイニシアチブを取りたいと考えている。我々にとってERP業務が基本だ。網紅生中継は新たな業務モデルなのだ」。「E店宝」が基本業務を重視しているのは良く分かる。今年11月11日のために、「E店宝」は専門のプロジェクトチームを8月末に設立させた。売上や取引の安定を図るための準備は万端である。公式データによると、昨年の11月11日、最初の1時間で「E店宝」は2000万件の取引を処理した。11月11日の当日に、1億件以上の取引を出荷させた。その処理数は、同業の2位と3位の処理量の総和を遥かに超える。 

今年の11月11日の前夜、「E店宝」は全国20か所以上で「E店宝11月11日顧客訓練会」を行う予定だ。顧客の処理業務を支援するもので、昨年頻繁に発生した問題を総括し、11月11日に備える。今年はさらにタオバオの網紅生中継営業の訓練も追加し、電子取引業者の変化への対応を支援する。 商品面においても「E店宝」はレベルアップを図っている。クラウドプラットフォームを作り、ユーザーのニーズに迅速に対応している。つい最近、「E店宝ERP」に効率的な新機能を追加した。また倉庫面積を大きくし、区分けした。客単価が大きな顧客は、注文書をEDBソフトウェアシステムで確定すれば、自動的に番号付けがなされ、商品検査の際に自動的に宅配用伝票が印刷される。倉庫管理の面でEコマースのスマート化や細緻な管理を実現させている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月24日

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