国際商会中国国家委員会は9月29日、北京で記者会見を開き、中国貿易促進会の陳洲副会長、中国国際商会事務部の喩敏副部長、貿易促進会発展研究部の馮躍祥部長が出席した。
会見で、今月6月末までに国際商会(ICC)に対応する国際商会中国国家委員会が12の専門委員会を全て設立したことが明かされた。
中国貿易促進会の陳洲副会長は、「1919年に設立された国際商会は世界で重要な民間経済組織であり、約100年にわたり国際商事規則の制定と世界経済管理の面で重要な役割を果たしてきた。国際商会は貿易と投資政策、環境とエネルギー、企業責任と腐敗撲滅、税関と貿易便利化、市場マーケティングと広告、商法と慣例、デジタル経済、知的所有権、競争、税収、仲裁、銀行の12の専門委員会を設立した。主な役割は経済・貿易の調査と研究の展開、国際商事規則の制定、政策と提案の研究・提出など。これらの委員会が制定した商事規則と管理提案は国際工商業界で広く採用され、企業が貿易・投資活動を行う際の重要な規則になり、また、各国司法部門の取り組みの重要な拠り所になる」と紹介した。
長期にわたり、国際商会の取り組みは基本的に少数の先進国に主導されてきたが、ここ数年は発展途上国が国際商会と専門委員会の役割をより重視するようになり、積極的に相応の機関を設立して国家の専門家を組織し、関連の規則を作成し、世界経済の運営管理に参与している。
陳洲副会長によると、以上の各専門委員会は約900社の実力ある国営企業、民間企業、中小企業代表、及び社会科学院、北京大学などの大学、シンクタンクから専門家を募集した。現在、各委員会の取り組みはすでに始まっているという。
中国貿易促進会は1994年11月、中国国際商会の名義で国際商会に正式加入。20年来、中国のビジネス界を率いて国際商会の各取り組みに参与し、国際商事の規則の制定において積極的な役割を果たしてきた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月30日