国産ジェット旅客機「ARJ21」
中国初の国産ジェット旅客機「ARJ21」の2号機が29日、格安航空会社の成都航空に納入された。
中国商用飛機有限公司(COMAC)が開発した地域間ジェット(リージョナルジェット)で、上海を飛び立った2号機は同日、無事に四川省の成都に到着した。
「ARJ21」の1号機は3カ月前の6月28日に初就航を果たし、民間航空機産業の成長に弾みをつけた。同機は火、木、土曜日の週3回、成都-上海間を往復している。今月28日までの3カ月間で、乗客を乗せての商業飛行によるフライト日数は35日、計70便に達し、ロードファクター(有償座席利用率)は90%以上と高水準を確保、売上高、収益率とも好調だった。
なお、1号機が全席エコノミークラスだったのに対し、2号機は座席数78席で、ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスを揃えている。
中国商機公司は、早急に改良を行い、来年にも量産体制に入りたいとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月30日