海通証券の姜超チーフ・マクロアナリストも同様に、食品価格の上昇により9月のCPI上昇率は1.9%まで反発すると予想する。8月のCPI上昇率が予想を大きく下回ったためインフレ圧力は大きく和らいだが、年末には圧力拡大の可能性があるとし、4つの要因を指摘した。具体的には、【1】比較対象となる前年同期の数値が低いこと、【2】生産者物価指数(PPI)の低下率が縮小し、プラスに転じる可能性もある。これがインフレを促す可能性。【3】8月末から食品価格が予想を上回る上昇となっていること。【4】8月の全国住宅価格上昇率の拡大が賃料などに及ぼす影響。――などが挙げられた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月11日