ブルームバーグが10月10日夜に報じた記事によると、モルガンスタンレーのエコノミストが先週、中国経済成長予測を変更した。中国経済は非常に良好であり、マイナス要因は無視できるとした上で、中国経済予測を上方修正した。
一部エコノミストは依然として中国経済の先行きに失望感を抱いているが、モルガンスタンレーのRobin Xing氏とJenny Zheng氏が先週発表したレポートでは、中国経済の今年の成長率を6.4%から6.7%に引き上げた。来年の成長率も6.2%から6.4%に引き上げた。
彼らの評価は他機関の評価と異なっている。ドイツ銀行のアナリストは最近、中国経済成長率予測を引き下げたが、これは3カ月で2回目の引き下げである。IMFが先週に中国経済予測を修正した際、唯一修正したのが2018年にはさらに悲観的になるというものだった。ドイツ銀行とIMFの2016年予測は、モルガンスタンレーのそれより保守的である。
しかし、一般認識はモルガンスタンレーの側に近い。ブルームバーグが9月末に58人のエコノミストに対して調査したところ、中国経済成長率は平均6.6%だった。
「我々の数字は一般予測より高いが、主に周期性の動向を反映させたものだ。力強い財政支援と予想以上の外部需要が功を奏するだろう」と、報告書でモルガンスタンレーのアナリストは述べている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月11日