中国観光研究院が発表した「2016年国慶節観光トレンド報告と人気ランキング」によると、今年は初めて大勢の消費者がオーダー旅行プラットフォームで自分だけの旅を作って出かけており、利用者は前年同期比500%も増加したという。
実際のところ、オーダー旅行は海外で非常に流行する旅行スタイルだ。旅行者のニーズに合わせ、旅行者が主導して行程を組む。わかりやすく言えば、自分の好みや必要に応じて行程を組み立てる旅行スタイルだ。このモデルの業界における特徴は中間業者を弱体化させたり除外したりすることだ。旅行者は自分に最も合った旅行サービスを受けることができる。中国にはすでに導入されたが、今はまだ芽が出たばかりの段階だ。
国内の有名オンライン旅行サービス会社の携程や「Qunar.com」はすでにこの未知の領域に乗り出し、オーダー旅行のプラットフォームを開設している。「Qunar.com」の場合、プラットフォームにはサプライヤー1千社が集まり、これまでに観光客5800人に305都市へのオーダー旅行サービスを提供した。一部の旅行ベンチャー企業もこのパーソナル化サービスを通じて大手旅行社の圧力の中で突破口を見いだそうとしている。
データをみると、今月7日までに、中国のオンライン旅行ベンチャー企業のうち37社が資金調達に成功しており、この中の27%にあたる10社がオーダーツアーを扱う。