深セン証券取引所、香港証券取引所、中国証券登記決済公司、香港中央決済公司が深センで11日、「深港通」(深センと香港の株式市場の相互乗り入れ制度)の「四者協議」に正式署名した。「深港通」の準備作業に新たな進展が見られたことを意味する。
深セン証取の呉利軍理事長は、「深港通は国務院による資本市場の改革開放の重要措置だ」と指摘。「深セン・香港の地域的な優位性を充分に活かし、中国本土と香港の株式市場の相互乗り入れの規模拡大につながる。より大きな範囲、高いレベルで本土と香港の協力を強化し、香港の国際金融センターとしての地位向上、資本市場の双方向への開放と人民元国際化の加速に向け、重要な意義を持つ」と述べた。
香港証取の周松崗主席は、「深港通は本土と香港の株式市場の相互乗り入れを過去最大のレベルに引き上げ、深セン・香港の連携を強化するものだ。本土・香港の証券取引所は引き続き協力し、市場の深港通への高い信頼と期待に積極的に応えていく」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月12日