やんちゃなアップル、サムスンに「とどめの一突き」
サムスンが危機を乗り切ることができるかはまだわからない。だが確実なのは、サムスンの爆発スキャンダルで、スマートフォンのメーカーがバッテリーの安全問題をより重視するようになったということだ。携帯電話がますます薄くなり、性能がますます高まる中、電池に対する技術的な要求も高まっており、電池の性能と寿命の両方をいかに高めるかが大きなチャレンジとなっている。
アップルのバッテリー
興味深いのは、サムスン最大のライバルであるアップルが、携帯電話のバッテリーの「爆発防止」のための特許を出願したという情報だ。外国メディアの報道によると、この特許は、電池の寿命を延長できると同時に爆発を防ぐ技術をアップルが開発していることを示している。この特許はバッテリーのカバーに工夫をし、バッテリー内部で爆発が起こっても、特殊材料で作られた堅固なカバーによって、ユーザーが安全の脅威を受けないことを保証する。
「アップルのとどめの一突きで、サムスンは弱り目にたたり目だ」。アップルとサムスンとの間の「戦争」はネットでも話題となっている。改良版のNote 7が再び事故を起こしたことはサムスンにとっては災難となったが、アップルにとっては潜在的な好材料ともなっている。ロイター社の報道によると、サムスンNote 7の生産停止を受け、アップルの株価は10日、2.3ポイントの上昇となり、昨年12月以来の最高値をつけた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年10月13日