フィナンシャル・タイムズは「ティーポットと呼ばれる民間製油所は、中国の精油生産能力の約5分の1を占めている。政府が各社に輸入許可証を発行したあと、各社は市場シェアを拡大した。しかし新たに取得した輸入許可を利用しようとする各社の焦りが、今春に購入の乱れをもたらした。中国東北地区の山東省の港湾がパンク状態になり、倉庫保管費が高騰した」と伝えた。
「ティーポット」の回復による影響は国内市場を超越し、中国のディーゼルオイル生産能力の過剰を激化させ、アジアさらには中東の中品質留分油市場に圧力をもたらしている。各社の精製油輸出許可証は年末に失効するが、これは大型国有企業に対して劣勢となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月14日